スピーチの文字数と時間
話す時間から原稿の文字数を、原稿の文字数から話す時間を計算します。1分300字を目安にしていますが、話す速さは自分に合わせて変えられます。
1分は何文字か
原稿を読み上げる速さには、公的な決まりがありません。よく使われる目安は、1分に300字前後です。3分のスピーチなら900字、5分なら1500字、10分なら3000字になります。このページの計算ツールも、初めは1分300字で出します。
ただし、人によって速さは違います。ゆっくり話す人は250字、速めの人は350字ほどです。結婚式や送別会など、聞く人に伝えたい場面では、早口にならない速さを選ぶと聞き取りやすくなります。ツールでは、速さを選んだり、自分の速さを入れたりできます。
早見表:話す時間と文字数
話す速さ別に、話す時間ごとの原稿の文字数を並べました。間をとる分は引いていません。
| 話す時間 | 1分250字(ゆっくり) | 1分300字(ふつう) | 1分350字(速め) | 1分400字(ニュースの速さ) |
|---|---|---|---|---|
| 30秒 | 125字 | 150字 | 175字 | 200字 |
| 1分 | 250字 | 300字 | 350字 | 400字 |
| 2分 | 500字 | 600字 | 700字 | 800字 |
| 3分 | 750字 | 900字 | 1,050字 | 1,200字 |
| 5分 | 1,250字 | 1,500字 | 1,750字 | 2,000字 |
| 10分 | 2,500字 | 3,000字 | 3,500字 | 4,000字 |
| 15分 | 3,750字 | 4,500字 | 5,250字 | 6,000字 |
| 20分 | 5,000字 | 6,000字 | 7,000字 | 8,000字 |
| 30分 | 7,500字 | 9,000字 | 10,500字 | 12,000字 |
400字詰めの原稿用紙に直すと、1分300字なら3分で2枚強、5分で4枚弱です。
ニュースを読む速さは、どれくらいか
元NHKアナウンサーの平田悦朗さんの退官記念講演録(1997年発行)によると、ニュースを読む速さは、時代とともに速くなってきました。戦後すぐの昭和20年代は、漢字かな交じり文で1分に260〜280字ほどでした。昭和39年(1964年)ごろは、NHKのあるアナウンサーのニュースが320字ほど、つまり300字をやや超える速さだったそうです。講演のころの1990年代は、夜7時のNHKニュースを読むアナウンサーが、1分に400字ほどの速さだったと話しています。いまの速さは、この資料では分かりません。
ニュースは、短い時間に多くの情報を伝える読み方です。スピーチでは、聞く人が内容を受け止める時間も必要なので、それよりゆっくり話すことが多くなります。1分300字前後という目安は、この中間の速さにあたります。ほかの速さの基準が公的に決まっているわけではありません。
自分の速さを測る方法
原稿の一部、200〜300字ほどを、本番と同じ速さで声に出して読み、ストップウォッチで時間を測ります。たとえば300字を1分10秒で読んだなら、1分に約257字の速さです。この数字を、計算ツールの「自分の速さを入れる」に入れると、自分に合った文字数と時間が出ます。
人前では、緊張して速くなりやすいという人も、ゆっくり話そうとして遅くなる人もいます。時間が決まっている場面では、本番に近い形で、一度は声に出して測っておくと安心です。
間(ま)を見込む
実際のスピーチでは、読み上げ以外の時間があります。話し始める前の一礼、笑いや拍手を待つ間、息つぎ、聞く人の顔を見る時間などです。計算ツールの「間に使う時間」で、全体の1割か2割を間にあてると、原稿の文字数はその分だけ少なくなります。持ち時間が3分なら、間を1割見込んで、810字ほどにおさまる原稿が目安です。
文字数の数え方
ツールは、貼りつけた原稿から、空白と改行をのぞいた文字の数を数えます。句読点や記号は、1字として数えます。
数字やアルファベットが多い原稿は、文字数と読む時間が合わないことがあります。たとえば「2026年10月4日」は10字ですが、声に出すと「にせんにじゅうろくねんじゅうがつよっか」と長くなります。社名や人名、日付、金額の多い原稿は、計算より少し長くかかると考えてください。
原稿をつくるときの考え方
先に持ち時間を決め、その時間に合う文字数をこのツールで出してから、原稿を書き始めると、書き直しが少なくなります。結婚式の祝辞や乾杯の挨拶、送別会の一言、家族の祝いの席では、持ち時間が短く、話が長くなると、聞く人の負担になります。内容をしぼって、短めの原稿を用意しておくと落ち着いて話せます。
お祝いの席の日取りや、年齢の数え方に迷うときは、七五三の年齢と日取り、結婚記念日の早見表、長寿祝いの早見表、赤ちゃんの祝い事の日取りのページも使えます。
よくある質問
1分は何文字ですか?
決まった基準はありませんが、1分に300字前後がよく目安にされます。ゆっくり話す人は250字、速めの人は350字ほど、ニュースを読む速さは400字ほどです。
3分のスピーチは何文字ですか?
1分300字なら900字です。間を1割見込むなら、810字ほどが目安になります。
5分のスピーチは何文字ですか?
1分300字なら1500字です。400字詰めの原稿用紙で4枚弱にあたります。
句読点は文字数に数えますか?
ツールは、句読点や記号も1字として数えます。空白と改行は数えません。原稿を提出するときの文字数の決まりは、提出先に合わせてください。
貼りつけた原稿は、どこかに送られますか?
送られません。文字数の計算は、お使いの端末のブラウザの中だけで行います。
出典・参考
- 「平田悦朗先生退官記念講演録」お茶の水女子大学(1997年6月20日発行。元NHKアナウンサーの講演。ニュースを読む速さの移り変わり)
- 話す速さに、公的な決まりはありません。1分300字は、よく使われる目安です。人や場面で変わります。
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最終更新: 2026-10-04