営業日の数え方

「5営業日以内に振り込みます」と言われたとき、何日後でしょうか。営業日は法律で一つに決められた言葉ではないので、数え方を知らないと、相手と1日ずれることがあります。

営業日とは、その会社が営業している日

営業日に、法律で決まった定義はありません。会社や店が実際に営業している日、銀行なら銀行が開いている日、というのが基本の意味です。一般には「土曜・日曜・祝日をのぞく平日」を指すことが多く、このサイトの営業日計算ツールも、その考え方で数えます。

似た言葉に、平日と稼働日があります。平日は月曜日から金曜日で、祝日を含めて言うこともあります。稼働日は、工場や部署が実際に動く日のことで、土曜日に出勤する会社なら、土曜日も稼働日です。契約書には、営業日の意味を定める条項を置く会社もあります。

N営業日後は、起算日を数えない

「N営業日後」は、その日の翌日から数えます。月曜日の3営業日後は、木曜日です。民法第140条が、日で期間を定めたときは初日を算入しないと決めていて、実務の数え方もこれに合わせています。

休みをはさむ例を見てみます。2027年4月28日(水)の3営業日後は、いつでしょうか。4月29日(木)は昭和の日、5月1日(土)と2日(日)は週末、5月3日(月)から5日(水)は祝日です。数えるのは、4月30日(金)が1日目、5月6日(木)が2日目、5月7日(金)が3日目。答えは5月7日です。暦の上では、9日後になります。

官公庁と銀行の休み

公的な機関には、休みを定めた法律があります。

年末年始の始まりは、官公庁が12月29日、銀行が12月31日と、2日違います。

お盆と会社独自の休み

8月13日から16日ごろのお盆休みや、創立記念日、夏季休暇は、法律で決まった休日ではありません。休みにするかどうかは、会社ごとの就業規則やカレンダーしだいです。同じ「5営業日」でも、取引先がお盆休みなら、実際に待つ日数が変わることがあります。

納期や支払日を決めるときは、年末年始、お盆、ゴールデンウィークをどう扱うかを、先に相手と合わせておくと、行き違いを防げます。営業日計算ツールでは、年末年始にチェックを入れたり、会社の休みを日付で足したりして、自社の暦で数えられます。

期限の最後の日が休みに当たるとき

期限の最後の日が休日に当たったときの扱いは、民法第142条に定めがあります。期間の末日が日曜日、祝日法の休日、そのほかの休日に当たるときは、その日に取引をしない慣習がある場合に限って、期間は翌日に満了します。日で数える期間の話で、すべての支払日に当てはまるわけではありません。

確実なのは、契約書や注文書に「期限が休日のときは翌営業日(または前営業日)とする」と書いておくことです。個別の契約や法律の判断は、このサイトではお答えできません。大事なものは、専門家や相手方に確かめてください。

よくある質問

営業日に、土曜日は含みますか?

一般には含みません。ただし、土曜日に営業する会社や業種もあります。納期や支払日の話では、相手の営業日がどうなっているかを確かめてください。

開始日は、1日目として数えますか?

「N営業日後」では数えません。開始日の翌日が1日目です。開始日も入れて数えたいときは、日数を1つ減らして計算します。

年末年始は、何日から休みですか?

国の行政機関は12月29日から1月3日、銀行は12月31日から1月3日が休める日です。一般の会社は、就業規則で決まります。

出典・参考

最終更新: 2026-10-04