振替休日と国民の休日のしくみ
カレンダーに「祝日」と書いていない休みの日が、年に1日か2日あります。振替休日と国民の休日です。どちらも祝日法で決まっていて、土日以外の休みを数えるときに見落としやすい日です。
振替休日:祝日が日曜日に当たったとき
祝日法(国民の祝日に関する法律)第3条第2項は、祝日が日曜日に当たるときは、その日後で最も近い「祝日でない日」を休日にする、と決めています。これが振替休日です。「翌日」ではなく「最も近い祝日でない日」なので、翌日も祝日なら、さらに先になります。
2026年は、憲法記念日の5月3日が日曜日でした。5月4日(みどりの日)と5月5日(こどもの日)も祝日なので、振替休日は5月6日(水)になりました。2027年は、春分の日の3月21日が日曜日に当たり、3月22日(月)が振替休日です。
祝日が土曜日に当たっても、振替休日はありません。法律が決めているのは、日曜日の場合だけです。成人の日、海の日、敬老の日、スポーツの日は、いつも月曜日なので、振り替える必要がありません。
国民の休日:祝日にはさまれた平日
祝日法第3条第3項は、前の日と翌日がどちらも「国民の祝日」である日(祝日でない日に限る)を休日にする、と決めています。祝日と祝日の間に、平日が1日だけはさまったときです。
起きるのは、おもに9月です。敬老の日は第3月曜日、秋分の日は9月23日ごろで、この2つの間が1日になる年があります。2026年は、敬老の日が9月21日(月)、秋分の日が9月23日(水)で、間の9月22日(火)が国民の休日になりました。9月19日(土)から23日(水)まで、5連休です。次に国民の休日ができるのは、計算上は2032年9月21日です。
2027年は、敬老の日が9月20日(月)、秋分の日が9月23日(木)。間に2日あるので、国民の休日はありません。
2027年の休みを数える
2027年の祝日は16日です。春分の日が日曜日なので、3月22日が振替休日になり、休日は全部で17日。このうち日曜日に重なる3月21日をのぞくと、土日以外の休みは16日です。2027年は平日が261日あるので、祝日を除いた営業日は245日になります。
ゴールデンウィークは、4月29日(木)の昭和の日と、5月3日(月)から5日(水)までの3日間が祝日です。4月30日(金)に休みを取ると、4月29日から5月5日まで7連休になります。
日付が決まる祝日と、決まらない祝日
祝日には、日付が決まっているものと、「第何月曜日」で決まるものがあります。成人の日(1月の第2月曜日)、海の日(7月の第3月曜日)、敬老の日(9月の第3月曜日)、スポーツの日(10月の第2月曜日)は、月曜日に当たるので、振替休日は起きません。
春分の日と秋分の日は、天文学で決まる春分日と秋分日です。国立天文台が前の年の2月に「暦要項」で発表し、官報に載ります。2027年は、春分の日が3月21日、秋分の日が9月23日と発表されています。2028年以降の日付は、まだ予定です。このサイトの営業日計算ツールは、発表前の年の春分・秋分を、天文学の計算式で出しています。
営業日を数えるとき
振替休日と国民の休日は、カレンダーによっては「休」とだけ書いてあり、祝日の名前がありません。営業日を手で数えるときは、この2種類を入れ忘れやすいので注意します。営業日計算ツールは、どちらも休みとして数えます。営業日の数え方そのものは、営業日の数え方で説明しています。
よくある質問
祝日が土曜日だと、月曜日が休みになりますか?
なりません。振替休日になるのは、祝日が日曜日に当たるときだけです。土曜日の祝日は、土曜日のままです。
振替休日は、祝日の翌日になりますか?
翌日が祝日でなければ、翌日です(2027年の3月22日)。翌日以降も祝日が続くときは、最初の祝日でない日になります(2026年の5月6日)。
国民の休日は、祝日とどう違いますか?
名前のついた「国民の祝日」ではありませんが、法律が「休日とする」と決めた日です。官公庁は休みになり、カレンダーにも休みとして載ります。
出典・参考
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最終更新: 2026-10-04